(キーネル宅)

キーネル:(自室の椅子に座ってボーっと窓の外見てる)……。
キーネル:それで君は?
フール:!!(びくーっ)
キーネル:いえ……如何するのかと思いまして、ね。
フール:……(汗)
キーネル:……。(何かに気付いた様子で立ち上がって)

ゼピュロ:(術移動で現れ)
キーネル:(溜息)
ゼピュロ:(ふる、と頭振って)ふー……。(フェイトの髪つかんで半強制的につれてきた)
フェイト:〜〜っ!?
ゼピュロ:此処が一番安全。お前も分かってんだろ、餓鬼(フェイトに)
キーネル:お帰りなさいませ。……。(ゼピュロ見て)
ゼピュロ:ぁん?悪いがあいつ(ゼファ)はいねぇぞ。
キーネル:分かっておりますよ(ふー、と長く息吐いて)
フェイト:……。(怪訝そうな顔)(ゼピュロの手払って)
キーネル:で……如何なさいました。
フェイト:……。
キーネル:(溜息)……ゼピュロ。
ゼピュロ:んあぁ?
キーネル:それで、ゼファは。
ゼピュロ:知らねぇよ。キアル(リスタース軍/凪羽サイド軍本部のある町)じゃねぇの?
キーネル:(溜息)
ゼピュロ:そうとうきたんじゃねぇぇ?”仲間”、な……くっく。
フェイト:……迎えにいってはやらないのか?
キーネル:放って置いてお上げなさいな。
ゼピュロ:……(はた、と)お前。
キーネル:何で御座いましょう?
ゼピュロ:何知ってんだ?
キーネル:(無言で微笑む)

(勇人サイド軍本部/シヴァ自室)

シヴァ:……フィミュー。(暗い部屋の中椅子に座り、闇に向かって語りかける
フィミユ:はい。(すたっと飛んで、シヴァの前に着地)(膝折って)
シヴァ:カオスの領域にいるフェイトを、ここに。
フィミユ:はい!(笑顔で) あ……他は?(殺しても良いか、と)
シヴァ:構わん。……但し、無理はするな。
フィミユ:分かりました!(笑顔) では、行ってきます。(すた、と飛んだかと思えばそのまま姿を消す)

(キーネル宅)

キーネル:(溜息)(目はフェイトを見ている、がどうも思案顔)
ゼピュロ:(窓の外見て)
フェイト:――……!(フールがいないことに気付く)
キーネル:おや?如何致しました。
フェイト:フールは……?(少し焦った様子)
キーネル:おや……
ゼピュロ:さっき出てったぜ。その辺ウロウロしてんじゃねぇ?
フェイト:!!(椅子からガタンと立ち上がり、走って外へ出て行く)
キーネル:……。(溜息)(がた、と立ち上がって)
ゼピュロ:んぁ?
キーネル:いえ……今何か入った。(す、と真顔で)
ゼピュロ:……。
キーネル:私の領域です。どうなっているのかは私が一番良く分かっておりますよ。(言いつつ、外へ)
ゼピュロ:……いーや……お前じゃ無理だろ、あいつは(ぼそっ)

(王の森)

フィミユ:……、(ぼーっと空見上げて)ふぅ……。
フール:(綺麗な森だなぁ〜、と思いつつ上を見て歩いている/フィミユに気付いていない)
フィミユ:あっ(フール見つけて)
フィミユ:(フールに駆け寄って)ねぇねぇ、おねーさん(にこー)
フール:?(気付いてフィミユのほうを見る)
フィミユ:カオスって人の家、どこなのか知らないかなぁ?フェイトって人探してるんだけど。(にこーと笑ってはいるがどこか冷たい感じが)
フール:……?(異様な雰囲気を感じ取る)
フィミユ:うん?(ガラス玉のような、赤い目)
フール:――……。(ふるふると首を横に振る)
フィミユ:うーん、そっかぁ。ありがとっ、おねーさん(にこ、と子供らしく素直に笑む)

フェイト:フールっ!!(木の上から呼びながら飛び降りる)
フール:!!(はっとフェイトの方見て)
フィミユ:うーーーーーーん?(ふい、とフェイト見て)
フィミユ:なあんだぁ、いるんじゃないの。(笑顔)ね、おねーさん(フールを見て)
フール:……!!(びくっ)
フェイト:……フィミユ、何をしに来た?(睨みながら)
フイミユ:(にこー、と笑ったまま近付いて)だぁいじょーうぶ、別におねーさんが何もしてこないなら僕も何もしないし?
フェイト:……シヴァの命令か(くい、と軽く首をひねって)
フィミユ:だったら?(にっこーり)
フェイト:今すぐに、去れ(プレッシャーをかける)
フィミユ:(ものともせずに)あははっ、何、新しい冗談?ちょっと笑えないなあ。(ガラス玉のような目でじっとフェイト見て)
フェイト:……フール、カオスのところへ帰れ(フィミユを見たまま)
フィミユ:あーっ、いっちゃうの、おねーさんっ(フール見て)ねぇ……(隣りに浮いている仮面を手に取って)
フィミユ:”フール”さん?(にっこり)(術、というか そういう類のもので空気が変わる)(異空間にフールを閉じ込め)
フール:!?(びくっ/動けない)
フェイト:!!
フィミユ:ね、ね、どーするふぇーいくん?(にっこり)(背の大剣の柄に手をかけて)
フェイト:……。(フィミユに対する怒りをあらわにする)
フィミユ:(ちょーん)何、僕とやりあいたい?だったらきなよ(手くいっ、と振って)
フェイト:――っ(左のホルスターから銃を取り出し、クイックドローで撃つ)
フィミユ:とっ(ジャンプして人間離れした動きでひら、とかわし)(同時に剣を手に取って)
フィミユ:ふぃー、ふぃー……(にっこり/フールの前に立つ感じで着地)(剣を持ってない右手をくるくる、と回して/左手は剣構え直し)
フェイト:……。(フールに兆弾すると危険なので撃つのを止める)
フィミユ:あれっ、もう終わりなのー?なんだ、そんなんだったら名前呼んじゃえば良かったぁ。
フェイト:……ちっ(フィミユに向かってだっと走りながらナイフを二本投げる)
フィミユ:(剣でナイフ跳ね返して)(ふっと上に跳んだかと思えばフェイトの真横に剣振り下ろしながら着地)
フィミユ:(その反動でくる、と身体回転させてフェイトの後ろに)……。(にっこー)
フェイト:――っ(ばっと振り返りながら銃を撃つ)
フィミユ:あははははっ(避け)(目にも止まらぬ速さでフェイトの真横すれすれに剣を振り下ろす)
フェイト:くっ!!(横飛びで避けつつ、ナイフを投げる)
フィミユ:もーっ、粘るなあぁーっ(かん、っと音を立てて剣に当たったナイフが地面に落ちる)
フィミユ:腕でも落として欲しい?そうしたら体重と頭の中が軽くなるかなぁ?(ふ、といきなりフェイトの肩を狙って剣を振り下ろそうと)
フィミユ:(一瞬後、がきん、と鈍い音)……。(すぐさま後ろに飛び退き)

キーネル:(前に張った結界に軽い傷)(フェイトの前に立つ感じ)……また、随分苦戦しておりますね(フェイトに)
フェイト:!!カオス!?(なぜお前が此処に!?、と)
キーネル:私の領域ですからね(にこ)
フィミユ:ち、……君かあ。
キーネル:貴方は何故此処に。
フィミユ:ハン。僕はお前にいちいち全部報告しなきゃなんないのか?
キーネル:その方が怪我が少なくて済みますが?
フィミユ:(くすくすと笑って)いくらアンタの領域でもねえぇ……今は此処は僕の領域。僕の空間。
キーネル:……。
フィミユ:気付いてるんだろ?……アンタ自分の領域でしか生きられないんだろ……?
キーネル:えぇ。……其れが如何致しました。
フィミユ:あっはははは!そんなんで僕に勝てるわけないじゃないの!(笑顔)
フィミユ:ふざけんじゃないよ(一瞬真顔)
フェイト:……カオス。
キーネル:はい?(振り返らずに)
フェイト:俺もアイツと同じだった。(小声で語る)
キーネル:……(くす、と小さく笑って)そうで御座いましょうね。彼は私とも似ているようで御座いますが。
フィミユ:(むっとした顔)
フェイト:……お前は、今まで何をしてきた?
フィミユ:は?
フェイト:今までしてきたことに、何か感じたことはあるのか?
フィミユ:ハン、お前、馬鹿だろ。
フェイト:……。(鼻で笑う)
フィミユ:(ふー、と長く息を吐いて)ま、いーや。僕はお前でもアイツでもないものね。(言いつつ、キーネルを見て)
キーネル:(見返す)
フィミユ:(くす、と笑いながら仮面を手に取って)カオスっていうのは……名前じゃないよねぇ。
キーネル:(す、と目細めて)
フィミユ:お前が人間じゃなくて良かったよ(にっこり)……しばらくおやすみっ(ふ、と空気が変わる)
キーネル:!(空間が変わったのに気付いた)(が、少し遅かった)
フィミユ:(ひゅっ、とキーネルに近付いて)(思いっきり蹴り飛ばす)
キーネル:!(蹴り飛ばされて森の奥に)(痛)
フィミユ:(着地して、苦い顔)……っつー、やるなぁアイツ……僕の空間なのに(右腕と右足に深い傷/血は出ていない)
フィミユ:(キーネル蹴り飛ばして着地した姿勢のまま(フェイトに背を向けた姿勢)) ”フェイト”
フェイト:!!(びたっ、と身体の動きが止まる) ――っ!!(しまった、と)
フィミユ:あー、大変だったあぁ。アイツ(キーネル)結構強いんだもの、君が喋ってる間に術張り巡らせなかったら負けてたかもなぁ(フェイトのところへ近付いて)
フェイト:……くっ……(動こうとするが、動けない)
フィミユ:じゃーいこっか?あ、それともおねーさんを持っていったほうが良いかなあぁ?(フール見て)
フェイト:フールを……巻き込むなっ!(ぎっとフィミユ睨んで)
フィミユ:冗談。僕は意味の無い殺しはしないもの。(にこり)
フェイト:……。(カオスの方を見る、が見た先には何も無い)
フィミユ:ハン、無駄だよ。
フェイト:……フールをカオスの傍に離してやれ。(静かに言う)
フィミユ:後でね(にこっ) じゃー、いこっか。ねっ♪(何か静かに呟いて)(瞬間、閉じ込めた空間ごとフェイトが消える)

フィミユ:んーんんん……あー、楽しかった(言いながらフールに近付き)
フール:……!(びくっ)(後退りしようとして、見えない壁にぶつかる)
フィミユ:(持ってた剣を背負いなおして)ごめんねー、おねーさん(にこーと笑いつつ空間を元に戻す)
フール:きゃあっ!(後ろに倒れる)
フィミユ:うわっ(汗) あっちゃー(上から覗き込んで)大丈夫?おねーさん(手を差し出す)
フール:きゃああっ(汗)(必死)
フィミユ:(フールぐいー掴んで立たせて)よし、んじゃあぁ、バイバイっ♪おねーさん(にっこり)
フール:……。(驚いて涙目)
フィミユ:(そのまま歩いて帰る/ぇ)


(勇人サイド軍本部/フィミユの部屋)

フィミユ:(バタン、と扉をわざと音立てて閉める)んーんーーー!(のびー) つっかれたあぁ。
































































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